言葉

いつもひとりでいる女の子がいました

女の子は友達もなくいつもひとりでいました。
「わたしはみにくいから友達ができないんだ・・」

といつもぼやいていました。

そんなある日一人の友達ができました。
女の子はうれしくて友達を大事にしました。

くる日もくる日も友達と遊びました。
そして女の子は次第に自信をもつようになりました。

今まで友達ができなかったのは自分が話しかけなかったからだと気づきました。
そして女の子は積極的に話しかけるようになりました。

いつしか女の子の周りには友達がいっぱいになりました。

しかしその頃から女の子は変わり始めました。
影で人の悪口を言うようになったのです。

言われている人たちは何もいません
聞かされている人も言いません
次第に彼女は自分がすべて正しいと思い込むようになりました

「私はまちがっていない」
と。。。

ただ一人注意してくれる人がいましたが、聞く耳持ちません
やがて友達はひとり・ふたりと離れていきました。

それでも女の子は気づきませんでした。

そして最後の友達が去るときにいいました。

「すべてを口に出していいこととわるいことがあるよ。
君が口に出してきたことは、相手を不愉快にさせるだけ。
それが証拠に周りには友達いないよ。もう誰ももどらないよ。」

と去っていきました
その友達は女の子が最初に友達になった子でした。
そして注意をしてくれていた子でした。

とうとう女の子は一人きりになってしまいました。
楽しかった日々はもうありません。
女の子が招いた結末です。

『言葉・・それは口に発してしまえば簡単なこと。でもその発する言葉には多くの重み責任があります。
一度発してしまうとそれはもう取り戻せません。

言葉それは相手とつながるための手段。その仲は険悪にも最良にもつがなります。

一歩間違えれば傷つける刃となります。
言葉の意味を的確にしりそして使い方を間違えないように』